令和5年 北陸神道青年協議会研修会
令和5年7月24日から25日に福井県敦賀市にて北陸神道青年協議会研修が催行されました。
当日非常に暑い中の研修会でしたが、敦賀の地形的な関係か風があり、蒸し暑いと言うわけではなかったのは幸いでございました。
敦賀市内に到着後は気比神宮にて正式参拝を行い、後につるがみなと館に移動をし、研修会を開始。
一日目の最初研修では敦賀の港の歴史を学ばせていただきました。古来からの立地から外国との交易が盛んであること。勿論外国だけでなく、東北や北海道の特産物を大阪や京まで運ぶのが比較的近く、琵琶湖を介して船で運ぶ短いルートを取れる利点があった事を学ばせていただきました。そして後に明治に入り、蒸気機関車が導入される世になり横浜等の重要地に鉄道が敷設となった時に敦賀から琵琶湖までのルートも鉄道が敷設となり、この事から当時としても敦賀から琵琶湖までの物流ルートの重要度は依然変わらず高いと言った事を学ばせて貰いました。1920年代頃にはロシア革命によりロシア帝国崩壊からポーランドの独立による蜂起の際のポーランド難民の受け入れ、1940年前後のヨーロッパから避難してくるユダヤ人難民の受け入れなど国際的な交流があった事を教えていただきました。この事は2日目の敦賀ムゼウム館にてその時の状況証言や貴重な資料でどのような生活を送ったかが閲覧できます。
次に島田洋一講師のお話は今の国際情勢を照らした講話でした。
昨年から続く宇露戦争、または他人事とはならない中国による台湾有事勃発の可能性の話など中々に興味深い講話でございました。
以上にて今回の研修会での内容です。古事記にても語られる敦賀の歴史や昨今の国際情勢等の講話を拝聴出来た事で有意義な研修会だったのではと思います。
次回は新潟が北陸神青協研修会の担当となります。今回学ばせていただきました事を活かさせてもらい、より良き研修会に出来ますよう協力して行きたいと思います。